幼児教育お役立ち情報

2016/12/2

挫折に強い子どもを育てるのに重要な「EQ」

eq-frustration-recovery

EQは挫折からの回復力

前回の記事では、教育において、IQだけではなくEQも重要ということをお伝えさせていただきました。

では具体的に、EQの教育が不足すると、どのようなことが起きてしまうのでしょうか?

EQは、『挫折回復力』とも訳されています

人生は、決していいことばかりが続くわけではありません。ときに苦しく、耐えるに耐えられないような試練が訪れます。EQは、そんな逆境に耐える力を意味しているようです。

学生時代は一流大学に入り、勉強をしてトップクラスの成績を残してきたAさん。しかし就職してからは、学生時代の勉強のようにうまくいかない。

この事例を上げて、ゴールマン氏は、『IQは高かったが、EQが低かったため』に仕事がうまくいかなかった。と説明しています。

IQが全面的に役に立つのは、有名企業に就職するまで、社会に出てから活躍するのはEQが必要とのことです。

IQに偏った教育では社会に出てから活躍できない

本当の早期教育とは、IQだけを追及し行うものではなく、EQに関しても同様に育てることをいいます。

IQだけに偏った早期教育をしてしまった結果が、上記の例のようになってしまったということなのです。

EQの基礎を身に付ける機会は、生後から両親の子育ての中で始まっています。EQの形成は、学童期(6~11才)を通じてずっと続きます。後年になって身につくEQは、その基礎上に積み重ねられていきます。

ダニエル・ゴールマン氏は、著書で下記のようにEQを育てる教育法を要約しています。

1.家庭教育が重要である
2.早期教育が必要である
3.感情や感性を豊かにする教育が必要である
4.IQとEQは対立するものではない

ぜひとも親がお手本となり、子どものEQ能力を高めてあげましょう!