コラム

2014/01/520 いつでも動じず、キッパリと

教育で一番大切なのは、自己中心性を取ること――つまりわがままに育てないということです。
徳育の基礎は耐える力、意志力、感謝する心を育てることです。
早寝早起きをすることで、耐える力、意志力が育ちます。

子どもたちは善悪の区別と自制を教えないと、本来わがままなものです。
そのわがままを抑え、自制する力は意志力です。
この意志力は耐える力を育てることによって伸ばされます。

親は子どもの願うままに、子どもを育ててはなりません。
それは姑息の愛(一時しのぎの愛)といいます。
姑息の愛は、当座は慈愛に似ているけれど、そのうち子どもが気ままに育つようになります。

子育てで大切なのは、人間として生きる道を教え、徳に生きることを教えることです。
日本の古典的な教科書はすべて、子どもに忍耐を教えることの大切さを説いています。
教育の第一番目の目的は、子どもの自己中心性を取る、相手のことを思いやる心を育てる、このことにあるのです。

この『がまんする心』をどう育てるかについて、ペスタロッチは『ゲルトルート児童教育法』の中で次のように述べています。

『自然は暴れる子どもに対して、いくら暴れても無駄だということを悟らせます。
 子どもは木や石をたたきます、自然はびくともしません。
 そこで子どもは木や石をたたくのをやめます。
 次には、母親が子どものほしいままの欲望に対して、がんとして応じません。
 子どもは暴れたり叫んだりします。
 母親はそれでもビクともしません。
 子どもは叫ぶのをやめます。
 子どもはだんだん母の意志に自分の意志を従わせることができるようになります。
 忍耐の最初の芽がこうして育っていくのです』

忍耐はこのように教えていくのです。

忍耐を覚えると、耐える意志力が育ちます。
これに感謝する心を加えれば、子どもに教える徳育の基本が満たされます。

感謝を教えるには、いつも親がすべてのことに『ありがとうございます』と言って感謝する姿を見せましょう。
子どもはそれによって自然に感謝することを学びます。

―――バーナード・ショウ(イギリス近代演劇の確立者)の言葉―――

親であるということは一つの重要な職業だ。
しかし今だかつて、子どものために、この職業の適性検査が行われたことはない。

コペル 代表 大坪信之

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