コラム 大坪信之のワンポイント徳育アドバイス

2015/03/1332 知っておきたい“ストロークバンク”

自分の心の中にプラスのストロークが たまっていれば、他人に対してもプラスのストロークを発することができます。
逆にマイナスがたまっていると、他人に対してもマイナスを発し易くなります。
この法則を「ストロークバンク」といいます。

また、自分にプラスのストロークを与えてくれる人には、プラスのストロークを与えたくなります。
逆も然りです。

このような法則から、ストロークはプラスがプラスを、マイナスがマイナスを生みだし、それはくるくると回ってスパイラルで増大するという性質をもっています。
これが“ストロークバンク”なのです。

いわゆる「寂しい人(困った人)」は、人の気をひこうと奇異な行動をとったり、気を引くためにいじわるをしたりします。
大人版のおねしょですね。

そういうマイナスのストロークを受けた人は、お返しに「寂しい人」に対してマイナスのストロークを返します。

そうすると「寂しい人」は、さらに寂しくなり、またまたマイナスのストロークを投げてしまいます。
それに対して周囲の人はさらに強烈なマイナスのストロークを返します。

「寂しい人」は、愛が欲しい、自分を構って欲しいという気持ちを持っているにも関わらず、その本心に反して人間関係は、益々悪化していきます。
無限地獄となるのです。

逆に、プラスのストロークを他人に与える人は、人からもプラスをもらえます。
そしてスパイラル状に、信頼や愛情が築かれていきます。

つまり、最初に自分の方から発するのがプラスかマイナスかによって、その後の人間関係が大きく変わるのです。

まず、プラスのストロークを出しましょう!

コペル 代表 大坪信之