コラム

2015/05/1334 睡眠時間と学力の関係

寝不足で疲れ果てているとき、何をしても集中できない、頭に入ってこない…
あなたにもそんな経験はありませんか?

それは子どもも同じことです。
授業に集中してできない、時間をかけて勉強しても成績が上がらない…
子どもの学習の様子に上記のような心当たりがあるとしたら、その原因は睡眠時間にあるのかもしれません。

睡眠時間と学力の間には、非常に強い関係性があります。
しかし、子どもたちの夜間睡眠時間は、小学生から高校生にいたるまで、三十年前より一時間減っているという調査結果が報告されています。
乳幼児の睡眠時間はとても気になるものですが、子どもが学齢に達すると睡眠時間についての心配は徐々に小さくなってしまうものかもしれません。

一度、子どもの睡眠時間の見直しを図ってみませんか?

ペンシルヴァニア大学のデイヴィット・ディングス博士は、睡眠時間を二週間にわたって六時間に短縮する実験を行いました。
二週間後、被験者たちに身体の調子を尋ねたところ、彼らは
「万事快調だ」
と答えました。
しかし、一連の試験を行った結果、彼らの成績は二十四時間一睡もしていない人と同じくらいに低下していることがわかったのです!
おわかりいただけましたか?
睡眠時間と学力はこんなにも深く関係しているのですね!

そして、この実験の恐ろしいところは被験者たちがほとんど自らの状態の変化に気づいていないことです。
睡眠時間は私たちが想像する以上に私たちに影響を及ぼしているということがわかります。

近年、機能的MRIスキャンのおかげで、睡眠時間が子どもの脳を損なうメカニズムは明らかにされつつあります。
寝不足で疲れた子供たちが習ったばかりのことを覚えていられないのは、ニューロンが可朔性を失って記憶を符号化するために必要な新しいシナプス結合を形成できなくなるからだということもわかってきました。

睡眠時間と学力の関係性は科学的にも次々と立証されているのです。
睡眠は、動物にとって生物学的に必要不可欠なものです。

ぜひ一度、十分な睡眠をとれているかお子さんと一緒に話し合ってみてください。

コペル 代表 大坪信之

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