コラム

2015/07/1536 子どもの脳を育てましょう

今回は、12歳までの教育の大切さについて考えてみたいと思います。
諏訪東京理科大学共通教育センター教授の篠原菊紀先生は、10歳までの教育の重要性を主張されています。
頭の使い方の基礎は、とくに前頭葉がほぼ完成する10歳まででほとんど決定されると言われています。

人間は一般的に、9歳か10歳で世界を見る視点が大幅に変化し、それ以降は高度な抽象的思考を獲得していきます
たとえば、 物事を主観だけでなく客観的に見ることができるようになったり、別の視点から見つめようと試み始めたりするのがこの時期です。
教育学や教育心理学の世界では、この現象は「10歳の壁」と呼ばれています。
そしてちょうどこの時期に前頭葉、とくに46野付近の発達がピークを迎えるというのです!

この前頭葉、そして46野とはいったいどんな役割を持っているのでしょうか?

脳は場所によって役割が違います。
前頭葉は、脳の他の場所で処理されてきた情報を総合的に組み立てて出力するという役割を持っています。
その基礎になるのが記憶や情報を一時的に活性化して結果を導く力です。

この力に特に関わるのが前頭葉46野。
トラブルを解決したりうまく人を動かしたりたくさんの仕事をこなしたりといった“生きる知恵”のようなものに直接リンクする部分が多い場所です。
そして、その前頭葉46野付近がおおむね完成するのがだいたい10.5歳頃だそうです。

だからこそ、10歳までの教育が重要なのですね!
10歳までの教育で大切なのは知識の詰め込みではないことがわかりますね。
それでは、10歳までの教育にはいったい何が必要なのでしょうか?

篠原先生は、
「前頭葉が10歳以降にうまく働いてくれるようにいかにいい刺激を与え、上手に成長させるか」
が一番大切なことであると唱えられています。
篠原先生によれば、前頭葉をきちんと成長させるためには生活のリズムをきちんと整えることが何より大切だそうです。

生活リズムと脳には密接な関係があります。
「規則正しい睡眠」
「適度な運動」
「規則正しい食事」
この3つのことを篠原先生は脳の成長に欠かせないものとして挙げています。

前頭葉の発達のためには9~10歳までに生活のリズムができあがっていることが最も大切だそうです!
健康な脳の成長のために、お子さんの生活習慣を一度見直してみてはいかがですか?

コペル 代表 大坪信之

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