コラム

2014/01/514 リンカーンの原点となった母の教え

アメリカ合衆国第16代大統領として奴隷解放を目指し、南北戦争を戦ったエイブラハム・リンカーン。
歴史を動かした彼の母親・ナンシーについてお話ししたいと思います。

エイブラハム・リンカーンはアメリカのケンタッキーにあるとても貧しい家に生まれました。
学ぶことが好きだった彼ですが、両親は無学の労働者でした。
父は大工でした。
母ナンシーは、彼を教育するために身を粉にして毎日働いたそうです。

十分な教育を受けていなかった母親のナンシーですが、幼いリンカーンにはいつも聖書を読んでやり、信仰を植え付けていたと言います。
リンカーンは読書家であることでも有名です。
彼はきっとたくさんの読書の中で多くのことを学んだことでしょう。

しかし、独学で政治をこころざしたリンカーンの演説は、ほとんどが、聖書からの引用であったそうです。
このことから、母ナンシーの生きる姿がリンカーンにどれほど大きな影響を与えていたかを知ることができますね。
興味ぶかいと思いませんか?

リンカーンの母ナンシーが彼に教えたこんな言葉が受け継がれています。

「汝は百エーカーの農場を持つよりも、一冊の聖書を持つ者となりなさい」

今もこの言葉は、カードなどに書かれて人に贈る言葉として大切にされているのです。
この言葉一つをとっても、リンカーンが世界にその名を知られる偉人に成長した理由が分かるような気がしますね。

前述したとおり、彼の家はとても貧乏でした。
リンカーンが学校に上がる頃、彼の服装は同年代の子供たちのからかいのまとでした。
きれいな服を着ることができず、いつもみすぼらしい恰好をしていたからです。

ついにからかいに耐えかねた彼が母ナンシーに訴えかけたとき、彼女は彼を抱き寄せてこんな言葉を返したと言います。

「息子よ、まずこの家の家計を考えねばなりません。
 わたしたちは裕福ではないのです。
 家族みなが食べてゆくことさえ思うままになりません。
 そんな状態なのに、あなたはきれいな服が欲しいと言えますか?
 自分の家の状態にふさわしくふるまいなさい。
 いずれあなたは自分にふさわしい状態になります。
 他の人の言葉にいじけてはなりません。
 自信をもって生きなさい。
 自信こそすべての成功の根源です」

素晴らしい言葉だとは思いませんか?
この時以来、リンカーンは大いなる自信を持ち続けたと言います。
経済的に裕福でないためにくじけそうになってしまうときにも、彼は決して自信を失わずにたゆまぬ努力で勉学を続けました。

自信が彼の最大の武器となったのです!

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