子どもの
「もっとやりたい気持ち」
を
引き出します。
「大人の脳」と「子供の脳」
の状態は
違う生き物?
大人は子どもを小さなな大人だと考えますが、本当は違う生物といってもいいくらい状態が違います。カエルとオタマジャクシに例えられますが、カエルはオタマジャクシのことを「どうしてあなたは水の中ばかりいるの」と感じ、オタマジャクシは「大人はどうして陸の上にいるのだろう」と感じているようなものだというのです。
標準的な大人は論理脳中心の状態ですから、子どもに対しても物事を論理的に教えようとします。ところが、子どもは感性脳中心の状態ですから、その教え方ではまったくわかりません。例えば、子どもに日本語を教えようとして「過去形はこうよ」「疑問文はこうよ」などと説明する人はいませんが、たくさんの言葉を聞いているうちに自然に使えるようになります。
子ども時代の脳には、論理を教わらなくても
自分なりの論理を作っていく
機能があるのです。
それを知らずに、大人の論理で無理やり押し付けるような教育をしてしまうと、子どもの本来持っている素晴らしい力を失わせてしまう結果となるのです。そして、それは臨界期を過ぎてしまうと後からでは取り返しがつかないということなのです。私たちは、子どもが使っている感性脳に働きかけ、子ども自身が楽しいと感じて瞳が輝くような教育こそ大切であると考えています。