コラム 大坪信之のワンポイント徳育アドバイス

2015/11/1540 心を豊かに育てる“早寝早起き”(3)

前回の続きです。

前回までで、早寝早起きが心を豊かに育てるということはお分かりいただけたかと思います。

眠りは”生きるためのメンテナンスの時間”だと言われています。

人間のメカニズムの中には、眠っている間にしか働かないものも多くあります。

成長や健康の維持のために細胞を再生したり、エネルギー源を作り出したり。

このようなメカニズムは、睡眠中にのみ行われます。

そして、それらは睡眠時に分泌されるホルモンが深くかかわっています。

早寝早起きをせずに睡眠のサイクルが崩れてしまうと、これらのホルモンがうまく分泌されなくなってしまい、健康ではいられなくなってしまいます。

睡眠は休息であるのみではなく、生きているうえでとても重要なことなのです!

最後に、「10歳までの子育ての教科書」の中で神山先生が唱える、「昼のセロトニン・夜のメラトニンを高める8カ条」をご紹介したいと思います。

1.毎朝しっかり光を浴びて

2.ご飯はしっかりよく噛んで。特に朝はきちんと食べて

3.昼間はたっぷり運動を

4.夜更かしになるなら、お昼寝は早めに切り上げて

5.テレビ・ビデオはけじめをつけて、時間を決めて

6.寝るまでの入眠儀式を大切にして

7.暗い部屋でゆっくりおやすみ

8.悪循環を断ち切る

お分かりいただけたでしょうか?

以上のことに気をつけて、心を豊かに育てるために子どもの早寝早起きを心がけましょう!

コペル 代表 大坪信之