わたしの教室の感動ストーリー

自由が丘教室 さくらんらんさんより

やればできる!

現在年長の女の子で、1歳2ヶ月からお世話になっています。4月生まれということもあり、ぬりえなどもそつ無くこなし、真面目で大人しい性格のため、レッスンも特に問題なく過ごした母子同室時代でした。
 しかし、子供だけでレッスンを受ける歳になり、その時の先生との面談で、私は娘の意外な一面を知りました。巧緻性と呼ばれる手先の動きが苦手だと(入園前はあんなにぬりえが上手だったのに)。そのため、出来なかったり、他の子より作業が遅れてしまうと泣いて時には怒ってしまうと(あんなに穏やかな子なのに)。
 思えば、4月生まれで他の子より何でも上手だから安心していました。穏やかで優しい子だから、何の問題もないと安心していました。結果、私は何もさせていませんでした。

 ちょうどその時期、我が家は国立小学校の受験を視野に入れていました。それなら特に巧緻性は大切だと先生からご指導いただきました。そして、出来ないからといちいち泣くのもいけないと私自身も思いました。

 この時から、ずっとサボっていたコペルプリントやワークや暗唱入門を一緒にやるようになりました。これらをしっかりやってから受験のペーパー対策に入ったので「これ、コペルでやったことある問題だ!」とすんなり入り込めたようです。
 そして問題の巧緻性です。特に国立必須のちぎるには苦労しました。上手く出来ず何度も何度も泣いていました。その都度慰める側もストレスでした。そうまでして完成した物も毎回毎回ボロボロでした。時間も物凄く掛かるので、工作の課題に取り組むと制限時間の何倍もの時間がかかりました。

 それでも、娘も私も諦めませんでした。そんな毎日を一年以上続けた時、外部の模試を受けました。コロナ禍で親は入室できないため、zoomで各自見学しました。
 工作の時間になり、まず折り紙をちぎる所からスタートしました。適当に破く子達、先生にやってもらっている子達をカメラが映していく中、一人だけちぎりを終えて次の糊付けも終えようとしている子がいました…娘でした。今までの日々を振り返り、私は一人泣くのをこらえていました。もちろん、模試が終わった後は思いっきり褒めました。国立小学校受験なので結果は試験後の抽選ですが、それでも受かったような達成感と満足感でした。目的は受験ですが、それでもやれば出来るという貴重な体験ができました。

 苦手分野を見抜きご指摘してくださった先生がいなければ、この体験はできなかったと思います。
 そして先日の面談では、出来なくて泣くこともなくなったと先生より伺いました。

 コペルでは、知能や知識を高めると同時に、これからの生き方も学ばせていただいております。『三つ子の魂百まで』コペルでの体験や学んだことは娘の一生の財産になると思います。

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