2017/01/15 54 赤ちゃんは学ぶことが大好き(2)
前回お話ししたように、赤ちゃんが新しい世界で、たくさんのことを学んでいる頃、その脳内では、どのようなことが起こっているのでしょうか?
こうして、たくさんのことを学んでいる間、赤ちゃんの脳の中では、ニューロンの結合が大量に作られています。
出生前後には、毎秒40,000個もの新しいシナプスがつくられます。
赤ちゃんの脳は3歳になるまでに、なんと大人の脳の70%の大きさにまで成長するそうです!
この時期、赤ちゃんは体の動かし方を学んでいるため、知覚情報を統合して、実際に動けるように誘導する小脳が、とくに盛んに成長するのだそうです。
赤ちゃんが生まれてから、1歳の誕生日を迎えるまでに、赤ちゃんの脳は非常に大きな成長期を通り過ぎるのですね。
このように脳が成熟するのにつれて、様々な動作が可能になっていきます。
頭や顔が動かせるようになり、手足が動かせるようになり、立って歩き始めるのです。
こうして行動範囲が広がった赤ちゃんは、さらに多くのことを、きらきら輝く瞳で学んでいくのです。
お分かりいただけましたか?
次回もさらに詳しく続きをお話ししていきます。
コペル 代表 大坪信之