コラム 大坪信之のワンポイント徳育アドバイス

2021/03/2090 子どもを勉強好きに育てるには?

まず子育てをするご両親に、知っておいてほしいこと。
それは、「子どもは生まれつき、勉強が大好き!」ということです。

人間は、新しいことを体験したり習得したりすると、本能的に、やる気ホルモンであるドーパミンが分泌されるようにできているそうです。

集中力が切れないように、興味を引き出すような学びの材料と環境を整えてあげると、瞳をキラキラと輝かせて学習を楽しんでくれます。

幼少期に十分に学ぶことができる環境を整えてあげれば、子どもは大好きな学びに没頭するようになり、一生の財産となるような知的経験を獲得することでしょう。

それでは、なぜ世の中には、「勉強はつらいもの」「子どもは勉強がきらい」というような思い込みが生まれてしまっているのでしょうか?

私は、一般的な小学校教育における「子どもに勉強を強いるやり方」が、勉強を嫌いになってしまう理由の一つとなっていると考えています。

それは例えば、下記のような考え方に基づいて勉強を教えることです。

・子どもが躓いても、「自分で調べなさい」「自分で考えなさい」と突き放す
・集中力が切れているのに、「集中しなさい」と強いる
・同じ勉強に飽きてしまっている子どもに、「遊ばずにやりなさい」と強制する

子どもが集中力を高い状態で維持できるのは、年齢+1分といわれています。

集中力が切れているのに、「集中しなさい」「遊んではだめ」と言われると、子どもはスタミナが切れているので、勉強を続けるのがつらくなってしまいますね。

このようにして、徐々に「勉強はいやなことだ」というイメージが、生まれてしまうのです。

子どもはせっかく、勉強好きに生まれてきているのだから、もっともっと勉強を楽しませてあげるのはお父さん、お母さんの役目です。

学びを楽しむ習慣がついていれば、子どもが将来的に「学びたい、やってみたい」と志す対象が現れたときにも、学びの土壌があるので、できることや可能性が格段に広がることでしょう。

子どもをもっと勉強好きに育てるためには、下記のようなポイントが大切です。

◆子どもを勉強好きに育てるための3つのポイント
1.伴走する
2.できているレベルからはじめる
3.楽しくできる方法を探す

ぜひ勉強好きな子どもに育ててあげてくださいね!