わたしの教室の感動ストーリー

川口教室 Cheekyさんより

振り返って思うこと

我が家とコペルとの歴史はまだ浅く、1年と4か月程度。
振り返ると短いようで長いようで…目まぐるしく、そして濃い時間だったと思います。

小学校受験対策のために転塾したのが、息子が年中になったときでした。
数あるお教室の中でコペルを選んだのは、入塾前に先生とお話をし「楽しみながら学習をしてほしい」という親の願いに応えてくださると感じたからです。コロナによる休講期間を経て、7月から10月までは親の願い通り、楽しみながら通っていました。

息子が「コペルに行きたくない」と言い出したのは12月の始め、受験クラスがスタートしてから1ヶ月が過ぎた頃でした。歌や出席シールのない「お勉強」のクラスに面食らったようです。
「できない」自分への自己否定もあったのかもしれません。
赤ちゃんの頃から幼児教室に通い、今まで幼稚園や習い事を嫌がることがなかった息子が、うつむきながらぽつりと呟くようにそう言う姿を見て、本当に行きたくないんだなと少なからずショックを受けたことを覚えています。
そして、息子の抱く年中児として当然の気持ちと「それでもやらなくてはならない」という気持ちの狭間で、大きな葛藤を抱えました。
何のためにやっているのか、息子のためを思って始めたことが本当に彼のためになっているのか、本当に「やらなくてはならないこと」なのか、悩み、迷い、考え続けました。

まずは夫婦で話し合い、人と比べないことと褒めることを心掛け、息子には「全部間違ってもいいよ」と言い聞かせ、何とか通塾を続けることにしました。
ですが、親としての葛藤は続きました。
厳しいお言葉を覚悟して先生に相談すると「子どもは、パパやママが一生懸命自分のことを考えてくれていることをわかっています。大丈夫です。お任せください。」という暖かく、そして心強いお言葉をいただき、抱えていたモヤモヤがパーッと晴れた気がしました。

親というものは、自分の子には何か足りないものがあるような気がしてしまう生き物なんだなということが、受験準備期間を通じて学んだことの一つです。
「お隣をチラ見しているのではないか」
「きちんと話を聞いているか」
「積極性がないのではないか」
こうした不安や焦りにも一つ一つ丁寧にご対応くださり「大丈夫です」「お任せください」というお言葉を信じてお任せしていると、できなかったことがだんだんとできるようになり、息子の「コペル行きたくない」は、いつの間にか「コペル楽しい」に変わっていました。
先生がマイペースでのんびり屋の息子の成長を優しく見守ってくださったおかげです。

我が家では「お教室ではできるのに家では出来があまりよくない」という状況が、受験本番まで続いていました。
直前は焦りを隠しきれませんでしたが、不思議なことに「コペルでできているから大丈夫」という気持ちがあったのも事実です。
それほど、コペルや先生は信頼できる存在となっていたのだと思います。

これまでを振り返って思うことは、受験だけでなく子育ては、親のメンタルコントロールが一番大切で、そして一番難しいところなのではないかということです。
もし、親を追い詰めるような塾だったら、よかれと思って挑んだ受験自体が「思い出したくない過去」となっていたかもしれません。
先生が私たち親の不安や疑問に優しく寄り添い、明るく励まし、深夜になっても必ずメール返信を下さることで、どれだけ救われたことか。
おかげで、息子を追い詰めることなく、息子のペースを大切にしながら無事志望校に合格することができました。

息子は受験クラス最終日に「コペルもう来ないの?」「今日で終わり?」とレッスン中も切な気に何度も先生に確認したそうです。
「行きたくない」と言われたときに辞めなくて本当によかったと、心から思います。
「楽しみながら学習をしてほしい」という親の願いに応えてくださるという期待は、1年4か月後に実感に変わりました。
今は通常クラスを思い切り楽しんでいます。

12月は、幼稚園でクリスマス劇をやります。
息子は主役のサンタクロースをやることになりました。
のんびり屋でおとなしく、消極的だった息子が、受験期間を経て大きく成長したように感じます。
コペルは、子どもだけでなく、親も本当に通ってよかったと思えるお教室です。
よいお友達にも恵まれ、私たちにとって最高の環境で受験を乗り越えることができました。
いつも笑顔の先生方、本当にありがとうございました。そして、これからもご指導よろしくお願いいたします。

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