コラム 大坪信之のワンポイント徳育アドバイス

2015/02/1631 ストロークってなんだろう?

母親が赤ちゃんに対して行う「ストローク(愛撫)」は、子供の成長に大きく影響を与えるといいます。
可愛がられて育った(プラスのストロークを多く受けた)子供は、能力的に高く、性格的にも良い子になり、逆にあまり愛情を受けなかった(ストロークを受けなかった、またはマイナスのストロークを多く受けた)子供は、能力・性格面で劣ってしまうといいます。

プラスのストロークは、スキンシップだけではなく、
・褒められる
・微笑まれる
・大切にされる
・肯定される
・愛される
等のことばや行為も含まれます。

マイナスの場合も同様で、身体的な虐待だけでなく、
・けなす
・怒られる
・否定される
・無視される
というようなものも入ります。

人間はストロークを欲します。
ちなみに、おねしょはストロークが足らないことに不満を持つ子供が、マイナスのストロークでも構わないからストロークを欲する気持ちが起こす現象だと言われます。

そして、プラスの ストロークを欲するのは、大人になっても同じです。
好かれたいし、大切にされたいし、自分の存在の価値を認めてもらいたいのです。

興味深いでしょう?

人間関係を良くするためというと、自分がいかに優れている人間になるか、といかに他人に好かれるか、ということばかり考えがちなのですが、実はそうではないのです。
良好な人間関係をつくるために、多くの人は、優れた、魅力的な人間になろうとします。

でもそれは、なかなか大変な努力と時間が必要です。
もっと簡単に、しかも絶大な効果を生むやり方があります。

まるで魔法のように…
それがストロークなのです!

コペル 代表 大坪信之