子どもの人間性を
バランスよく育てます。
論理脳と感性脳が
バランスよく働く
全脳型の人間を育てる
最近は、EQ(心の知性)やSQ(社会的知性)といった心の知能指数の重要性が認められはじめました。知育も重要ですが、人間性を成長させるような徳育が精神的な土台となります。
論理脳と感性脳の双方が連携して働くような全脳型の人間が求められるようになってきたのです。ノーベル賞をとった人たちは皆全脳型の人なのだそうです。スポーツの世界でも芸術の世界でも学問の世界でも一流と呼ばれるためには全脳を使えなければなりませんが、そのような人たちが人格的にも優れているような気がするのは、感性脳を使っているからなのかもしれません。
実際、感性脳は共生脳と呼ばれるように”皆が一つ”というような感覚です。感性脳中心のイルカの群れを観察している研究者は、「となりのイルカのエサを横取りするイルカが見当たらない」と言います。イルカの群れには、リーダーすらいないのだそうです。それにもかかわらず、群れが一つの生き物のように生活しているとのことです。研究者は「たぶんイルカは群れ全体が自分自身だと思って生きているのではないか」と推測しています。
感性脳の発達は優れた
人間性も育みます。
ゴジラのニックネームで活躍している大リーガー松井秀喜選手は「あまり派手にガッツポーズをしませんね」とインタビューで問われ、「派手なガッツポーズは相手の投手に失礼ですから」と答えていました。松井選手にとっては相手チームの選手でさえ一緒に野球をやっている仲間という意識があるのかもしれません。イルカが群れを自分自身と思い、みんなに対し思いやりがあって優しいのと同じように、感性脳が使えるようになると人格的に優れてくるのは当然だというわけなのです。
私たちは、論理脳、感性脳をバランスよく引き出すことにより、子どもがイキイキと瞳を輝かせ、キラキラした笑顔で世のため人のために力を発揮できる姿に成長してくれることを祈っています。