幼児教育お役立ち情報

2016/06/3

子どもの集中力を高めるコツ

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好きな事に熱中しているときの子どもの集中力ってすごいですよね。この集中力が勉強にもあればいいのに、と思った事はありませんか?
集中しているときの脳の状態はどうなっているのでしょうか?

“脳が最も力を発揮する状態”とは

リラックスしている時の脳波であるアルファ波状態にある時、脳には平常時の60%増という、驚くほど大量の血液が流れ込んでいるそうです。

この大量の血液を受け取った脳は、それを活用して、体のすみずみに運び届ける酸素の量を増やし、その酸素がさらなるエネルギーを生み出します。つまり、アルファ波状態の脳は、平常時以上のエネルギーを蓄え、いつでも何かできる状態にあるのです

最近の研究では、アルファ波におけるこの旺盛なエネルギーは、願望や目的を達成するためのエネルギーだと考えられるようになっています。

つまりアルファ波状態になると、この旺盛なエネルギーのために思考が盛んになり、すべての目標、すべての計画をプラス思考で見ることができるようになるからだと考えられています。

逆に取り越し苦労のようなマイナス思考をしてしまうと、緊張を生み出しアルファ波状態を崩してしまいますからエネルギーが奪われてしまいます。マイナス思考に陥ってしまうと、その想像が意志より勝ってしまい能力を発揮できなくしてしまうというのです。

脳をアルファ波状態にする方法とは

フィーリング音楽を聞く、深呼吸をする、瞑想をするなど色々方法はありますが、自分がリラックスできる方法を知っておくと良いでしょう。

フィギュアスケートの羽生選手は本番前にいつも音楽を聞いていますが、フィーリング音楽ではなく、大好きなロックを聞いてリラックスし、集中力を高めているそうです。野球のイチロー選手は、金魚をボーッと眺めることがリラックス方法だそうです。

軽く運動をしてから取り組んでみたり、コーヒーが好きな人はコーヒーをいれてから取り組んでみても良いでしょう。

集中力のある子どもに育てる為に、子どもがリラックスできる環境や状況を知ることがまずは大切なんですね。リラックスする習慣を身につけ、脳をアルファ波状態に導くことができれば、集中力が高まり、最大限の力を発揮することができるようになるかもしれません。