コラム 大坪信之のワンポイント徳育アドバイス

2021/08/2095「子どもの笑顔」と「脳の発達」の知られざる関係

子どもたちは、小さなことでも幸せそうによく笑います。
実は、この「笑顔」や「笑い」というものが、子どもの脳の発達において非常に重要な意味を持っているのです。

今回は、脳の発達以外にもたくさんの重要な意味を持つ「笑顔」や「笑い」のはたらきについてお話ししましょう。

成人の脳と新生児の脳で異なる点は何かといえば、その脳細胞をつなぎ合わせるシナプス(神経細胞同士のつなぎ目)が発達していないということです。

幼少期の脳に良い刺激をたくさん与えると、シナプスは爆発的に密度を高め、脳のネットワークはまるで高速道路のように効率的に整理され、必要な脳の伝達を素早く行うことができるのです。

逆に愛情不足や虐待によって悪い刺激を多く受けた子どもは、シナプスを適切に整備することができず、不要な回路が脳内に残されることになります。
幼少期の脳への刺激は、量だけでなく良質であることが非常に重要なのです。

脳への良い刺激として代表的なのは、身体を動かすおしゃべりをするスキンシップをする五感を使う、といった活動です。

もちろんコペルのお教室での取り組みは、すべてのプログラムが脳の可能性を開花させるために効果的な内容となっています。

中でも子どもの脳の発達に素晴らしい影響をもたらす活動の一つが、「笑う」ということです。

人が心から楽しんで笑っているとき、脳は心地よい快の状態になっています。この状態で受けるあらゆる刺激は、紛れもなく脳への良い刺激となります。

子どもの笑顔やきらきらと輝く瞳は、行っていることが子どもの脳の発達に良い刺激をもたらしているか否かの大きなサインとなります。

子どもが笑顔になれるようなこと、興味を持つこと、面白がっていることがあれば積極的に挑戦させてあげましょう。

笑顔でいられる、家族も笑顔でいることは、脳の発達のためだけでなくそれだけで幸せなことであり、子どもへの最高のプレゼントです。

毎日の中で「笑顔」や「笑い」を大切にしていくことで、子どもの無限の可能性が花開く手助けをしてあげることができるのですね!