わたしの教室の感動ストーリー

コペル練馬 佐藤 裕子さんより

当たり前のことに感謝の気持ちを

我が家にはコペルっ子が二人います。小学2年生の娘(ゆりね)と年少の息子(くおん)。中でも息子は生粋のコペルっ子です。
娘は年中になる直前にコペルを始めました。毎週楽しそうにコペルに通い、本人のペースでのんびりと、しかし着実にプリントやワーク、暗唱をこなして行きました。
一方、赤ちゃんの頃から姉に付き添っていた弟は、お喋りが始まる頃には大好きなお姉ちゃんそっちのけでコペルの先生とお話したり、壁に貼ってあるペルくんに挨拶をしたり、のんびりお留守番をするより「コペル行く!」と付き添いを希望するようになりました。

そして2歳になる頃、初めてコペルの体験レッスンを受けました。憧れの椅子に座りワクワクが止まらない息子。聞き慣れた挨拶の歌から始まり、初めての取り組みにも一生懸命向き合い、翌月から入会しました。
息子にとって毎週の楽しみになったコペル。しかし、始めて4ヶ月目、新型コロナウイルスの影響で休校になってしまいました。寂しそうにしていましたが、送っていただいたプリントで姉と一緒に自宅コペルを行い、歌のお姉さんのYou Tubeで姉と一緒にコペルの歌を覚えていきました。
やっと再開した時には、挨拶の歌が流れると嬉しすぎて椅子から転げ落ちたほどです(笑)

そんな息子も、好き嫌いが出てきたのか、プリントより暗唱に力を入れるようになりました。どんどん判子が増える暗唱にひきかえ、牛歩の歩みのプリント。年少さんになっても前年度のプリントが終わらないままでした。
しかしある日、転機が訪れました。
一緒にレッスンを受けていたお友達(かりんちゃん)がプリントを終了してペルくんのメダルをもらったのです。ペルくん大好きな息子にとっては一大事。
「ぼく、ペルくんのメダルもらってないよ!なんで?」と大騒ぎ!
「あのメダルはプリントを一生懸命やって、全部終わったらもらえるんだよ。」と伝えると、
「ぼく、プリント頑張る!」と火がつきました。
その日から本当にやる気を出して、自らプリントをやりたいと言うようになり、あれだけ進まなかったプリントがあれよあれよと言う間に終わってしまいました。
そしてめでたくペルくんメダルをゲット。大喜びで帰宅して、姉にもメダルをお披露目していました。みんなから口々に「よく頑張ったね!」と褒められ得意そうにしていました。
すると徐ろに、首にかけていたメダルを外し、ママの首にかけてくれました。
「ママにもかけさせてくれるの?ありがとう!」とママが言うと、
「ママ、いつもプリントや暗唱を教えてくれてありがとう!」とペコリ。
そして、ママの首からメダルを外すと姉の首へ。
「ねーね、いつも一緒にプリントやってくれてありがとう。教えてくれてありがとう!」とペコリ。ついでに二人でぎゅー!
最後にパパの首にもかけて、
「パパもプリント教えてくれてありがとう!」とペコリ。

「褒められて嬉しい!」という気持ちから、一歩進んで「これはパパ、ママ、ねーねのおかげでもある」と気付いて自ら感謝の気持ちを伝えられた3歳の息子。
“当たり前のこと”に、感謝の気持ちを持てるのはまだまだ先だろうと思っていたパパとママでしたが、目には見えない気持ちも心もしっかり成長させている息子を誇らしく思います。
コペルで育んでいただいている心の成長も大切に、これからも先生方と一緒に、子供達を見守りたいと思います。

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