わたしの教室の感動ストーリー

コペル福岡西 こたろーの母さんより

初めての「やってみたい」

息子が年少さんのときの話です。

漠然としか覚えていませんが、レッスンの中で、大きくなったらやってみたいことを考えるという取り組みがありました。
将来について聞かれた際、息子はいつも「仮面ライダーになりたい!」と答えていました。
今回も仮面ライダーかなと思っていたら、息子が答えたのは、

「空飛ぶ車を作りたい。そうしたらお月様にこたろーをお迎えに行けるから。」
でした。

こたろーとは、息子が小さいときに死んでしまったペットの兎の名前。
「こたろーは今どこにいるの?」と聞かれる度に「兎さんだからお月様に帰ったんだよ」と話していました。
レッスンの中で息子のこの言葉を聞いた時、作りたいものを言葉に出来たことへの驚きと、それを家族をお迎えに行くために作りたいという優しさに、思わず涙がこぼれそうになりました。

やってみたいことを考える。どうしてそう思ったのかを考える。
先生が膨らませてくださる想像の輪につられ、息子が初めて具体的に「やってみたい」を考えた瞬間なのでは無いかと思います。
子供の成長を強く実感しました。
何年も経ちますが、いまだにふとした瞬間に思い出します。

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